​一般社団法人メディ・ファ:無料の出張健診

定期健康診断の結果を見ても、その後の再検査や精密検査まで確実につなげることは、企業にとって簡単なことではありません。
従業員が医療機関に行く時間を確保できない、受診の必要性が十分に伝わらない、対象者の管理が難しいなど、実務上の課題が多くあります。

そのような中で、今回のセミナー後半では、労災保険の二次健康診断等給付制度を活用し、対象となる従業員に対して、会社の費用負担なく、さらに出張形式で二次健康診断を実施できるサービスについて説明がありました。

これは、単に健康診断制度そのものを説明するものではなく、企業の現場に専門スタッフが出向き、職場内で二次診断を無料で受けられる仕組みを紹介する内容です。

以下がその概要です。

社             名​一般社団法人メディ・ファ
​所      在      地〒651-0083神戸市中央区浜辺通5-1-14
神戸商工貿易センタービル811

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労災保険二次健康診断等給付とは

労災保険二次健康診断等給付とは、職場の定期健康診断などで一定の異常所見が認められた場合に、脳血管や心臓の状態を詳しく確認するための二次健康診断と、生活習慣の改善を目的とした特定保健指導を、1年度内に1回、無料で受けることができる制度です。

対象となるのは、主に一次健康診断で、血圧、血中脂質、血糖、腹囲またはBMIの各項目に異常所見が認められた労働者です。
ただし、すでに脳血管疾患や心臓疾患の症状がある方、労災保険の特別加入者などは対象外となる場合があります。


今回のポイントは「出張で無料実施できる」こと

今回のプレゼンで特に強調されていた点は、制度そのものの説明ではなく、この二次健康診断を会社に出張して実施できるという点です。

通常、二次健康診断を受けるには、対象者が指定医療機関へ出向く必要があります。
しかし、出張型のサービスを活用すれば、看護師、保健師または栄養士、エコー技師などが企業に出向き、職場の一部スペースを利用して検査と保健指導を行うことができます。

このため、従業員にとっては移動や予約の負担が少なくなり、企業にとっても対象者に受診を促しやすくなります。


企業側の費用負担がない

出張型二次健康診断サービスの大きな特徴は、企業側に費用負担が発生しない形で実施できる点です。
株式会社インターライフの二次健康診断事業では、「企業様の費用負担なく二次健康診断の出張検診サービス」として案内されています。

対象者本人にとっても、労災保険二次健康診断等給付を活用するため、無料で受診できる制度です。
従業員の健康管理を進めたい企業にとって、費用面のハードルを抑えながら、実効性のある健康支援を行える点が大きな利点です。


実施される主な検査内容

二次健康診断では、脳血管や心臓の状態を確認するため、一次健康診断よりも踏み込んだ検査が行われます。

主な検査内容は、空腹時血中脂質検査、空腹時血糖値検査、ヘモグロビンA1c検査、心臓超音波検査または負荷心電図検査、頸部超音波検査、必要に応じた微量アルブミン尿検査などです。

また、検査だけでなく、栄養指導、運動指導、生活指導といった特定保健指導も行われます。
これにより、単なる再検査で終わるのではなく、生活習慣の見直しや、将来的な脳・心臓疾患の予防につなげることができます。


当日の流れ

出張型の二次健康診断では、企業側が用意したスペースを使用し、対象者が一人ずつ検査と指導を受けます。
サービス案内では、検温、書類記入、心臓・頸部血管エコー、採血、保健指導という流れが示されています。

また、1人あたり20分間隔で実施する運用が紹介されており、通常業務への影響を抑えながら、対象者を順番に案内できる点も特徴です。


企業にとってのメリット

企業にとって、従業員の健康管理は福利厚生だけでなく、労務管理、職場の安全配慮、生産性維持の観点からも重要です。

特に脳血管疾患や心疾患は、突然の発症により本人の健康だけでなく、職場運営にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
二次健康診断を受けやすい形で提供することにより、一次健康診断でリスクが示された従業員を、より確実にフォローすることができます。

出張型であれば、対象者が医療機関へ個別に出向く必要がなく、企業側も実施状況を把握しやすくなります。
その結果、健康診断後の「受けっぱなし」を防ぎ、予防的な健康管理につなげることができます。


注意すべき点

この制度は、誰でも無条件に利用できるものではありません。
一次健康診断の結果、所定の項目に異常所見があること、脳・心臓疾患の症状をすでに有していないこと、労災保険の特別加入者ではないことなど、一定の要件があります。

また、二次健康診断等給付は、1年度内に1回まで無料で受けられる制度です。
実施にあたっては、対象者の確認、必要書類、医療機関との連携、個人情報の取り扱いについて、事前に整理しておく必要があります。


まとめ

今回のセミナー後半で紹介された内容は、健康診断制度そのものの一般的な説明ではなく、労災保険二次健康診断等給付を活用し、企業に出張して無料で二次健康診断を実施できるという実務的な提案でした。

主なポイントは以下の通りです。

  • 一次健康診断で一定の異常所見がある従業員は、二次健康診断を無料で受けられる場合がある
  • 検査内容は、脳血管・心臓疾患の予防に関わる項目が中心
  • 検査だけでなく、栄養・運動・生活に関する保健指導も受けられる
  • 出張型であれば、企業の職場スペースで実施できる
  • 企業側の費用負担なく導入できる点が大きな特徴
  • 従業員の受診負担を減らし、健康診断後のフォローを実効的に進めやすくなる

従業員の健康を守ることは、企業活動を安定して継続するための重要な基盤です。
対象となる従業員がいる企業にとって、無料出張型の二次健康診断は、健康経営を具体的に進めるための有効な選択肢の一つといえます。

最後に、ご質問がございましたら、お気軽にお尋ねください。
本日はありがとうございました。